全国大学日本語教員研修会(第二回)を本学で開催

2023-12-03

1027から29にかけて、第二回全国大学日本語教研修会が北京外国語大学、日本笹川平和財団、中国教育国際交流協会による共催で、本学で行われた。

28日午前、キャンパスの宏文で開幕式が行われ日本笹川平和財団の安達一常務理事、北京外国語大学日本語学院院長兼北京日本学研究センター主任の周異夫教授び本学日本語学院の黄芳院はそれぞれ挨拶を述べた。



黄芳院長による歓迎の挨拶

その後、安達常務理事と周教授がそれぞれ基調演説を行った。安達常務理事からは、日本国際援助の状況紹介し、周教授からは、中国の日本語専攻が直面している課題説明した。



演説する安達一常務理事



演説する周異夫教授



質問する参会者

コロナ収束後、本学日本語学院初めての全国規模の教研修となる今回の研修会は、全国各大学からオンラインと会場の視聴者を合わせて約120名の日本語教参加した。

28日午後、参加者のワークショップ始まった。北京外国語大学日本語学院の費暁東副院長と朱桂栄副教授による案内の下、大学日本語教育のカリキュラム作成、教育方法、テキストの選択、人材育成、教員のキャリアアップなどをめぐり活発なグループディスカッションが繰り広げられた



会場のグループディスカッション

29日午前、東キャンパスの放映ホールで各グループの発表会が行われ副院長と朱副教授は、次のように総括した。つまり、今回の研修会は、基調演説とハイブリッドでのディスカッションによって、参加者には我が国の大学日本語教育の現状を知り、そして新たな情勢下における教育向上のコツを身につけてもらうなど、多くの成果をあげたのではないか、と



発表会と閉幕式

新文科」の樹立が急がれる現下では、中国の大学日本語教育は深刻な課題に直面している。今回の研修会を通じて、教員たちは教育研究の中でそれぞれ遭遇した問題について意見を交換し、それを解決するための見通しある程度立てることができたものである。