二又先生は日本の研究会で本学の日本語教育をご紹介

2023-08-14

二又先生は日本の研究会で本学の日本語教育をご紹介

2023722日の近世文学研究会で、「中国の大学(重慶市・四川外国語大学)と日本語日本文学教育について」という報告を行った。

 近世文学研究会は、延広真治東京大学名誉教授、アダム・カバット武蔵大学名誉教授が中心となって開催されている研究会で、江戸時代後期の草双紙の講読や戯作文学に関する研究報告が行われている。

 コロナの前は武蔵大学を会場としていたが、コロナの後はオンライン(Zoom)で、授業期間中はほぼ毎月開催されている。

 今月は両先生のほか、小林ふみ子法政大学教授、津田眞弓慶応義塾大学教授、中村正明國學院大學教授、ラウラ・モレッティケンブリッジ大学教授、康志賢韓国全南大学校教授、そのほか学習院大学や総研大の院生など20名ほどが参加された。

「中国の大学(重慶市・四川外国語大学)と日本語日本文学教育について」という題目で報告することになったのは、延広先生から「二又さんに研究会で、中国でのご体験をはなしてくださるようにお頼みくださいませんか。伺いたいのは小生一人ではないとぞんじます」とカバット先生を通じて依頼があったことによる。そのため50分程度、中国の大学のあり方や日本語や日本文学教育について報告した。

四川外国語大学日本語学院について、中国の大学と大学院入試について、そして日本語学習者が100万人を超え、世界第一位の日本語学習大国となった中国の日本語教育の現状について概説した。

続いて四川外国語大学日本語学院の草創期の黄瀛教授と詩集『景星』『瑞枝』の紹介、外教石川一成先生の紹介をした。また黄瀛教授と石川先生の教えを受けた研究者として、宮沢賢治の研究で日本でも有名な王敏法政大学名誉教授のことにも触れた。

文本

描述已自动生成

最後に、日本語学院の本科生と研究生の時間割・カリキュラムの説明と、授業の内容や講演会についても簡単に説明した。

報告後、延広先生からは重慶の人々の日本や日本人に対する印象はどのようなものか、ま中国の大学入試の状況について質問があった。また、日本の大学にも中国人留学生が多い現状であるので、中国の日本語学習の状況について興味のあるかたが多かった。