本学はスペインフランシスコ・デ・ビトリア大学および重慶第二師範学院と共に協力関係の新たな一ページを刻む

2025-04-15


2025319日、スペインフランシスコ・デ・ビトリア大学(UFV)と重慶第二師範学院の合同代表団は本学を訪れ、三者が国際的教育資源の共有、異文化人材の育成、学術的イノベーションの共創についてつっこんだ意見交換を行った。本学の国際教育は「市内連携」と「海外連携」の両方に深化していくための新たな一歩を踏み出した。



異文化間の交流を推し進め、国際連携の青写真を共に描く


代表団は大学資料館を見学し、75年にわたる本学の外国語教育・国際問題研究・グローバル人材育成について理解を深めた。中でも「中外青少年交流成果」という特別展は注目を集め、「文化間の対話を推進し、友情の種を撒く」という習近平総書記のお言葉に議論が集中した。これについて、UFV副学長であるヨランダ・セレソ・ロペス氏は「四川外大は異文化間の交流という理念を教育の中に取り入れ、国際教育の協力に新たなモデルを提起しました」と述べた。



 

協力の方向性を明確にし、教育共同体を共に構築する


模擬国連会議ホールで行われた歓迎式で、鄒渝書記は「障害を乗り越え、知恵でつなぎあい、未来を共につくる」という三つのキーワードに沿って次のように協力のビジョンを説明した。「言語は文明の火種であり、教育は異文化交流のかけ橋である」から、「青少年の交流で文化間の共感を呼び起し、学術的連携で文化的バリアを取り除く」ために、本学は自身の優位性を最大限に生かし、イベリア研究やEU政策研究などの分野においてスペインの大学と連携を強化するとともに、重慶第二師範学院と西部国際教育資源共有プラットフォームの構築に取り組む所存である、と。



それに対して、ロペス氏は四川外大が「中国とスペインの教育のかけ橋」として果たした役割を高く評価しつつ、今回の訪問で三者間の連携をさらに深め、中国とスペインの学生に交流のプラットフォームを提供し、異文化理解と学術連携を強化するができれば、と期待を述べた。

そして、重慶第二師範学院の万書輝学長は、四川外大及びUFVと連携を強化し、中国とスペインの大学教育資源の共有を推進し、共に国際教育協力の新たな一ページを刻みたいと述べた上、両国の青年により多くの機会を提供すべく、教員育成、カリキュラム開発、学術研究などの分野において、三者間の協力を一層活発化していきたい旨の発言があった。


教員同士・学生同士の交流


学術討論会において、本学国際関係学院及び西方語言文化学院とスペインの大学の教員同士の間で国際関係研究、異文化交流の教育指導、スペインの言語文化教育などのテーマをめぐって議論が交わされ、双方の教員はそれぞれカリキュラム作成、学術協力、学生の育成についての経験を語り合い、今後可能な協力のあり方について意見を交換した後、教員間の交流を深めることで合意に達した。



学生同士の交流会でも活気が溢れていた。双方からの60名あまりの学生はワールドカフェという形の中で、中国とスペインの文化的相違、言語学習の体験、国際教育のあり方などについて多言語による意見交換を行った。学生らはグループディスカッション、ケーススタディ、テーマスピーチ等を通じて、異なる文化背景における学習方法、価値観、社会発展について討論し、活発な議論の中で様々なアイデアが生まれ、異文化間の相互理解と連携に大きな可能性をもたらした。



本学は今後ともオープンな姿勢をもって重慶市内の各大学と海外の諸大学との協力を仲介し、そして多分野に及ぶ教育連携ネットワークの構築を通じて、異文化間の交流に四川外大のプランを提案し、世界中の青少年のために未来へとつながる心の拠り所を提供しようと努力している。

 

 

https://www.sisu.edu.cn/cwyw/57c8be66fe85481f835a3d2f5fce04f0.htm