第3回「重慶地名大会」を開催

2023-07-06

第3回「重慶地名大会」開催

5月18日夜、第3回「重慶地名大会」の決勝戦が本学歌楽楼Aホールで開催された。今年の同大会は予選と決勝戦に分けて行われた。本学の18の学院からの500名以上の学部生・大学院生は予選に参加し、そのうち、最後には12名の選手が決勝戦に進んだ。

重慶市社会科学界連合会(以下、社科連と略す)と本学の共催による今年の同大会は、本学中国言語文化学院と地名研究センターが具体的に実施・運営した。社科連の潘勇・副主席、本学の祝朝偉・副学長、社科連普及部の周紹新・部長、重慶市地理情報リモートセンシング応用センター八二四研究所の張海鵬・所長等の来賓が会場に訪れた。

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まず、潘副主席は次のような開会の挨拶を行った。重慶は山と川に育まれた町である。このため、山と川にかかわる地名が多く存在している。それらの地名は、重慶の独特な地理的環境と町文化を表しているのみならず、数千年にわたる重慶人の自然に対する愛着の現れでもある。このようなイベントを行うことは、重慶の対外発信にも役立つものである、と。

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閉会の辞では、祝副学長は以下のように述べた。今年の「重慶地名大会」は、地名を通じて、多角的で全方位に重慶の自然美を見せてくれた。素晴らしいコンテストでありながら、精彩をはなった地名普及の大会でもある。今回の大会を契機に、選手・教員の皆さんには、地名文化の継承者と宣伝者になるよう、知識教養を不断に身につけるとともに、「自然を尊重し、自然に順応し、自然を保護する」ために、環境保全の意識を高めてもらいたい、と。

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「重慶地名大会」は、CCTVが「中国地名大会」を放送して以来、大学等の科学研究機関や科学普及団体による初の、ローカル地名をテーマとするコンテストである。また、本学が「新文系」の要請に則って、国と重慶の経済・社会・文化の発展に役立てるための新たな取り組みでもある。今後、本学の地名研究センターは引き続き、地名研究と地名文化の伝承を融合させていくと共に、既存のプラットフォームを利用して、人文社会科学の普及活動を実施し、もって重慶の経済・社会の発展に少しでも寄与できればと考えている。