中国社会科学雑誌社が本学を訪問

2025-11-11


 9月12日午後、中国社会科学雑誌社の路育松副総編集長を団長とするご一行が本学を訪問。本学との座談会には、劉嗣方書記が司会を務め、胡安江副学長も参加した。





路氏は、「大学関係者は中国社会科学雑誌社にとって常に重要な執筆者層かつ読者層であるため、大学における哲学社会科学分野の発展状況をよく把握し、双方の協力をさらに推進することは大きな意義がある」とした上、中国社会科学雑誌社の発展の歩みを振り返り、『中国社会科学』はじめ、「9誌2新聞1サイト」を展開する体制を説明している。さらに、「今回の訪問を通じて、四川外大の強みや学術資源を活かした連携の可能性を見出し、テーマ設定・投稿論文・執筆者間の交流等において、協力を深化させ、哲学社会科学の前進を共に推進したい」と強調している。



胡副学長は、中国社会科学雑誌社を高く評価した上、諸外国の言語・文学および人文社会科学を主軸とする本学の教育体制、国家戦略への貢献・国際向け情報発信、地域研究、言語的知能などの分野における学術の成果を紹介している。さらに今後、中国社会科学雑誌社と学術成果の普及、合同研究活動の推進、学術誌の編集など多方面で協力を拡大・深化させていきたい意向を示した。



路副総編集長ご一行の来訪に歓迎の意を表した劉書記は、「9誌2新聞1サイト」体制は全国でも業界の牽引役を果たし、中国の特色ある哲学・社会科学研究体系の構築において、代替不可能な役割を担っていると述べつつ、また重慶における哲学・社会科学の発展と繁栄にも大きく寄与していると高く評価している。この上、本学として、今後双方協力メカニズムの定着化を図り、協力内容を全方位的に深めながら、「外国語+α」や社会科学文献翻訳等に焦点を当て、協力を深化させていく意向を示す一方、「9誌2新聞1サイト」といったメディア体制を本学の研究評価対象に組入れることで、本学の「双一流」建設と人文社会科学の発展を後押ししていく考えを明らかにした。また、雑誌社側に、本学の新文理教育およびデジタル・トランスフォーメーションを見守りながら、投稿論文のテーマ設定、英語による投稿論文、若手研究者の育成、そして本学主催学術イベントの報道業務をご指導いただき、もって中国の特色ある哲学・社会科学の構築に知恵と力を合わせたいとの期待を表明している。

座談会に先立ち、路氏ご一行は本学史料館を見学し、本学の歩みや基本状況、各学科の歴史・人材育成・人材誘致・国際交流・社会への貢献等で本学の成し遂げた成果について理解を深めていた。



中国社会科学雑誌社傘下の『中国社会科学評価』・『中国文学批評』編集部主任の李琳氏、同雑誌社ニュースセンター副主任の陸航氏、並びに本学関係部署の責任者が座談会に同席し、意見交換を行った。