個人防疫マニュア​ル(第2版) 抜粋

2023-02-14

個人防疫マニュアル(2) 抜粋

 

 

1、感染後に重症化しやすい人

1)お年寄り

2)基礎疾患を持っている患者

3)ワクチン接種していない人

 

2、オミクロン変異株による重症化率

現在の国内症例から判断すれば、オミクロン変異株に感染すると、喉の痛みや咳等の上気道症状が出るのは一般的である。それが肺炎に発展する割合は高くない。90%以上が無症状または軽い症状である。高流量酸素療法または非侵襲型・侵襲型通気が必要だという重症の割合はなおさら小さい。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

 

3、同居者に感染者が出た場合の注意点

1)感染者専用の待機部屋を用意すること。それができない場合は、感染者を風通しの良い部屋に寝起きさせて、なるべく接触を避けること。

2)待機部屋の入口に、物品の受け渡しに使うテーブルや椅子を置くこと。

3)なるべく個別空調を使うこと。セントラル空調を使う場合は、換気機能をオンにし、給気機能をオフにすること。

4)感染者とのトイレ共用をなるべく避けること。

 

4、どのような症状が出た感染者が緊急治療を受けるべきか。

 陽性感染者は、下記症状の一つでも出た場合、緊急治療を受ける必要がある。直接120番をかけるか、適切な方法で病院へ行くこと。


1)解熱剤を飲んでも38.5度以上の熱が二日以上続いた場合

2)体温が35度以下

3)痙攣

4)呼吸困難または呼吸が荒い場合

5)失語症または動きが取れない場合
6)目覚めない場合または意識もうろう

7)胸部または腹部の痛み

8)目眩または精神状態が安定しない場合

9)体力がないまたは足元がふらつく場合

10)胎児の動きが減少または停止した場合(妊娠24週以上の女性に限る)

11)飲食が摂れないまたは下痢・嘔吐が2日以上続いた場合