日本語学院の李雯さんが第17回「中華杯」全国日本語スピーチコンテストの決勝戦で優秀な成績を勝ち取る

2024-12-02

第17回「中華杯」全国日本語スピーチコンテストの決勝戦が、2024年3月12日に東京千代田区一橋講堂で開催された。中国の8つの地域の232の大学から、3万人を超える出場者の中から、予選を勝ち抜いた16人の選手が決戦を繰り広げた。その結果、本学の代表選手李雯さん(2020学年学部生)が優れたパフォーマンスによって、総合順位4位で三等賞を獲得した。

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李雯さんが決勝戦で「日本航空特別賞」を受賞した


中国教育国際交流協会、日本経済新聞社、中日学術交流センター(日本華人教授会議)が共同主催する「中華杯」全国日本語スピーチコンテストは2006年創設以来、今回で17回目を迎え、すでに中国の日本語専攻の大学生が総合的な実力を競い合う舞台となっている。

決勝戦はテーマスピーチと即席スピーチの二部構成である。テーマスピーチでは参加者はDXで私の暮らしはどう変わる?」もしくは「中日平和友好条約締結45周年――私のメッセージ」から一つを選び、スピーチを行う。即席スピーチの質問はその場で与えられるため、選手素早く考え、答えること求められる。

李雯さんは「DXで私の暮らしはどう変わる?」というテーマを選び、「chatgptの利用」から導入し、デジタル化が我々の言葉遣いと思考力に与える大きな影響を明らかにし、批判的な姿勢でAI で文章を書くこと、またネットでの流行語への反省を示し、自分の言語を堅持し、人間としての独立性と生きがいを守らなければならないと提唱した。李雯さんのスピーチは、内容が豊富で、正確な発音、流暢な表現、豊富な感情に満ちたものであった。

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李雯さんがスピーチ

即席スピーチでは、主催者側から事前に二つのテーマが用意されており、参加者はその中から一つを選び、2分間以内のスピーチを完成させることが求められる。二つのテーマは「孤独は快適か、それともストレスか」と「自転車に運転免許が必要か」というもので、李雯さんが前者を選び、冷静に答え始めた。応答中、彼女は考えが前向きで、言葉遣いが素晴らしく、ロジックが整えており、落ち着いて自分の実力を見事に発揮した。彼女は流行語「孤食」から出発し、自分の意見を引き出してから、さらに「人間関係リセット症候群」ということで社会的な側面にも触れ、孤独へのポジティブな態度を示した。

二つの段階の激しい競争を経て、李雯さんは総合順位4位で三等賞を獲得し、母校に栄誉を勝ち取った。

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大会の審査員と選手たちとの記念写真