日本語学院の陳璽妃さんが第19回「中華杯」全国日本語スピーチ大会西南地区予選で優勝

2025-11-10


2025年10月25日、第19回全国日本語スピーチ大会西南地区予選が西南大学で開催された。本学の代表選手2023学年の陳璽妃さんは、西南地区各大学の30名の出場選手と競い合い、見事特等賞第2位を獲得し、東京で行われる決勝大会への出場権を獲得した。また、村瀬隆之先生は「優秀指導教師」を受賞した。

テーマスピーチで、陳璽妃さんは「私が伝えたい中国の若者文化——今と未来」というテーマで、「中式夢核」文化を深く掘り下げた。彼女は、自分と父親の温かな思い出を交えながら、この文化は単なる懐古ではなく、現代の人に心の癒しを与えるものであると述べた。そして、過去を振り返ることは、自分を見つめ直し、未来に向かって前進する力を得るためだと強調した。



テーマスピーチ


即興スピーチ

即興スピーチは「自動運転の車に乗りたいですか?乗りたくないですか?」というテーマであった。陳璽妃さんは、社会の現実と人間的な側面の両方から論を展開し、自動運転の技術は雇用への圧力を強める可能性がある一方で、高齢者が運転する事によって得られる生活の楽しみと活気を奪ってしまう可能性があると指摘した。

大会の準備期間中、陳璽妃さん日本語学院の先生方、日本人教師の村瀬隆之先生、そして学生たちから全面的な支援を受けた。体系的な模擬練習ときめ細やかな指導が、今回の優れた成績の確かな土台となった。



特等賞の受賞式


陳璽妃さんと村瀬隆之先生

今回の受賞は、日本語学院の学生の優れた実力と確かな基礎力を十分に示すものとなった。陳璽妃さんが東京での決勝戦の舞台で、さらなる活躍を見せ、輝かしい成果を収める事を心より期待している。