日本語学院「景星講壇」発足式及び初回の講演

2022-07-27

日本語学院「景星講壇」発足式及び初回の講演

61日午後、本学日本語学院は立徳楼の日本文化体験室で「景星講壇」発足式及び初回の講演を行った。副学長の王仁強教授、大学院院長の趙永峰教授、日本語学院院長の黄芳教授、同党総支委の曽珍書記、同副院長の陳可冉教授、同博士指導教授の姚継中教授・楊偉教授らが出席した。院生と学部生の一部は発足式に参加し、講演を聴講した。

 

発足式では趙暁燕教授による司会のもと、先ず、陳可冉副院長は「景星講壇」の名前の由来を説明した。縁起のいい星を意味する「景星」は黄瀛教授が1930年に出版した初の日本語詩集名でもある。同時に、学生に対する切実な期待も込められている。

「景星講壇」発足式の司会を担当する趙暁燕教授

 

     

「景星講壇」の名前の由来を説明する陳可冉副院長

 

 続いて、姚継中教授が「景星講壇」の概要を紹介した。同講壇は毎月第一の金曜日午後に日本語学院日本文化体験室で国内外の研究者を招き、オンラインまたは対面型の講演をしてもらうというかたちで開催され、学部生や院生に交流の場を提供することで、議論の活発化を望む。

「景星講壇」の概要を紹介する姚継中教授

 

その後、王仁強副学長と黄芳院長がともに「景星講壇」の除幕を行った。皆さんが見守る中、赤い絹が外され、黄瀛教授による手書きの「景星」は赤々と現れた。

除幕式

 

 それから、王仁強副学長が「景星講壇」の開講に祝意を表し、日本語学院の教員・学生に期待を寄せた。今回立ち上げた講壇は、黄瀛教授の切り開いた学問の伝統を継承するだけでなく、日本語学院の明るい未来も示すのである。ご挨拶の後、参加者全員で記念撮影に臨んだ。

祝辞を述べる王仁強副学長

 

記念写真

 

 発足式終了後、王宗瑜准教授による司会のもと、楊偉教授は「黄瀛と日本近代主義詩壇」と題する初回の講演を行った。同講演はオンラインでも配信された。多くの写真や文字資料によって、波乱に満ちた黄瀛教授の一生や、日本近代主義詩壇との深いつながりは生き生きと浮かび上がった。

 講演中、楊偉教授は「誰でも歴史の証人になりうるし、偉大なものと密接に繋がっているかもしれない」と語った。王宗瑜准教授もコメントの中で皆さんに研究への自信と文学に対する感性を持つよう期待をかけた。最後に、楊偉教授はフロアとオンラインからの質問に答えた。これをもって「景星講壇」初回の講演が成功裏に幕を閉じた。

「景星講壇」初回講演の司会を担当する王宗瑜准教授

「黄瀛と日本近代主義詩壇」を講演中の楊偉教授