日本語学院が研修活動「中国を理解、重慶を発信」を実施

2023-08-14

日本語学院が研修活動「中国を理解、重慶を発信」を実施

 実践訓練を通じて、学生の通訳力を向上させるため、日本語学院の一行は426日午後、重慶市企画展覧館と「弾子石老街」へ赴き、「中国を理解、重慶を発信」をテーマとする研修活動を行った。MTIコースの院生と一部の学部生併せて25人を、同学院の陳可冉副院長、同院長補佐の呉揚先生、同学院の日本人教員二又淳先生が引率した。

 まずは、南岸区南浜路にある重慶市企画展覧館である。重慶の歴史と都市計画を展示する同館では、学芸員による案内のもと、学生たちは重慶の地形・都市建設・交通・白鶴梁等の展示室を興味深く見学し、そして「釣魚城」と重慶の風景を再現したホログラフィーを鑑賞した。同館で大量に取り入れられたデジタル技術は、中国内陸部における対外開放の牽引役としての重慶が持つ現代都市像や無限な可能性を際立たせている。

 見学中、学生たちはチームを組み、輪番で二又淳先生に、解説の内容を通訳した。通訳の正確さを確保するために、一部の学生は前もって同館に訪れ、各展示室の状況を把握したり、学芸員の解説を傍聴・録音したりするなど、事前の準備を整えていた。そうした事前準備によって、実際の通訳は順調に運び、参加者全員にとっていい体験になった。通訳の合間と休憩時間に、引率の先生たちは学生たちの通訳についてコメントを入れたりした。

 続いて、第二の目的地「弾子石老街」である。学生たちは、街並みや歴史の遺構を自由にまわり、伝統と現代の要素が入り混じる山の町――重慶の風物・魅力を満喫した。

 充実した半日間の研修が終わった頃、旧市街半島は夜のライトアップに包まれていた。かがやくばかりの夜景は、まるで新しい時代における重慶の経済発展の成果をそのまま表しているようであった。

今回の研修を契機に、学生の皆さんには、ぜひ今後とも絶えず自身の視野を広げ、社会のニーズに合わせて不断に研鑽を積み、さらなる進歩を成し遂げるよう頑張ってもらいたい。