重慶市外事辧公室が日本語学院に感謝状を送る

2025-11-10

9月2日から16日にかけて、重慶の友好都市である水戸市の青少年代表団、および大阪大学・関西大学などからなる「青春漫遊中国行」(計24名)が重慶を訪問した。本学院の2022年学部生鄭静妍さんと楊欣怡さん、水戸市と大阪府代表団の通訳ボランティアとして同行し、接待や随行業務を円満に遂行し、先日、重慶市人民政府外事事務室から感謝の意を伝えられた。







この度は貴重なボランティア活動の機会をいただき、大変光栄に思います。また、学院と先生方のご信頼により、経験豊富な連絡員の先生と共に、日本水戸市代表団の接待に参加する事が出来た事に深く感謝しています。私にとってこの経験はとても貴重で、多くの学びと成長に満ちた時間でした。今回、通訳ボランティアとして、外事接待の細やかさと厳格さを実感したとともに、言語運用と文化交流の面でも大きな成長を得ることができました。



最初に任務を受けたときは、わくわくするしながらも緊張も感じました。日本語専攻生ではありますが、実際に通訳を行う機会はあまり多くありません。最初のうちは、緊張で流暢に話せなかったり、時々言葉に詰まったりしたこともありました。しかし、交流が進むにつれて次第にペースに慣れ、自信を持って話せるようになりました。

私は、通訳は語学力だけでなく、心構えとその場での対応力も試される仕事だと実感しました。今回の実践では、情報を素早く把握し、柔軟に文を組み立て、時には文脈や身振りで語彙の不足を補う方法も身に付けることができました。これらは教室では得難い実践的な経験でした。

同時に、この経験を通じて自分の問題点にも気付かされました。特に観光名所の説明や文化に関する説明において、専門用語や歴史的背景の知識が足りないことを強く感じました。文化的な意味を正確に伝えられない場面があるたびに悔しさを覚えましたが、その事がむしろ、今後は関連分野の学習を強化しようという決意にも繋がりました。優れた通訳者になるためには、語学力だけでなく、幅広い知識と絶え間ない学びが必要なのだと、心から実感しました。



特に嬉しかったのは、今回の活動を通じて、重慶人ではない私が、この都市の文化をより深く理解できたことです。日本からの来賓に、重慶の歴史や名所、発展について説明する度に、文化を改めて見つめ直し、自分自身も学び直す機会となりました。言葉を橋渡しとして、中国の物語を日本の友人たちに、生き生きと伝えることができたことを大変誇りに思っています。

このように意義のある国際交流活動に、ボランティアとして参加できたことを大変光栄に思います。これは単なる言語の実践ではなく、文化の伝達と自分自身を成長させる貴重な経験でした。今後もこのような機会に恵まれ、中国の物語を外国語でより良く伝えて生きるように努めたいと思います。そして、実践を重ねながら、より成長した自分になっていきたいと心から願っています。

――2022学年学部生の鄭静妍さん



この度、日本訪中団の随行通訳ボランティアとして参加する機会を与えて下さった学院と先生方に、心より感謝申し上げます。準備を始めた時から出発の前夜まで、自分がこの任務がスムーズにやり遂げられるか、とても不安でした。

初日、最初の訪問先である「重慶市計画展覧館」での通訳では、通訳経験が全くなく、しかも大勢の前で通訳するのは初めてだったため、案の定うまくいきませんでした。声が震えるのはまだしも、専門用語の多さに頭が真っ白になり、気まずい沈黙が何度も続き、思わずその場から逃げ出したい気持ちになりました。しかし、私がどう表現すべきか分からず困っている時、前列の学生たちがいつも笑顔でうなずいたり、こちらの言いたいことを察して助けてくれたりしました。また、西南大学のボランティアの皆さんが直ぐにサポートして下さり、説明の方々も根気よく待ってくださったことが、私に最後まで頑張る勇気と力を与えてくれました。





このような小さな失敗やハプニングは他にも多くありましたが、皆の包容と励ましのおかげで、私は少しずつ成長することができました。まだまだ改善すべき点は多いものの、回を重ねるごとに少しずつ上達していったと思います。

観光地での説明には不十分な点もありましたが、その分、他の場面でできる限り皆の役に立とうと心掛けました。常に周囲の学生たちに注意を向け、皆の要求に気づいたら直ぐに店員さんとやり取りして問題を解決したり、いつも学生たちに気を配り、安全を確保したりしました。また、引率の先生と団長の間の連絡を助け、情報伝達をしっかり行うことで、活動が円滑に進むように努めました。



今回の活動を通じて、貴重な通訳実践の経験を積むことができ、多くを学ぶと共に、新しい友人にも出合い、忘れられない素晴らしい思い出を作ることができました。今後も徐先生の励ましを忘れず、日本語の総合力をさらに高め、国際文化交流の場で活躍できる「言葉の架け橋」となれるよう努力していきたいと思います。

――2022学年学部生の楊欣怡さん

今回のボランティア活動において、本学院の学生たちは高い専門性、流暢な言語運用能力、そして熱意のあるサービスをもって中日青年間の友好的交流を効果的に促進した。その姿は、本学院の学生の高い精神性と総合的な実力を十分に示すものとなった。活動終了後、重慶市人民政府外事事務室から大学宛に感謝状が届き、本学院のボランティアの働きに対して高い評価と深い謝意が寄せられた。また、今後も引き続き協力し合い、より多くの国際青年交流プログラムの推進に共同で取り組んでいきたいという期待が示された。