「日本語+法律」共同養成プロジェクト学外実践――日本語学院が億飛智聯科学技術有限公司を訪問

2025-11-10


学生の視野を広げ、科学技術イノベーションへの興味を喚起し、産学連携を深化するために、74日、日本語学院の学部生と院生の代表18名が、大学院教研室主任の丁世理と学院組織員の余嵐に引率され、重慶市の有名なドローン企業である億飛智聯科学技術有限公司を訪問し、「言語+法律:重慶製造の海外進出を支援」をテーマとする見学活動を行った。

周雲峰総経理のご案内のもと、学生たちはまず企業紹介映像を視聴した。リアルな映像と詳細な解説を通じて、学生たちは企業がカバーする多様な事業分野と豊富なドローン製品について大まかな認識を持った。そして、周総経理の先導で、一同はハイテク感のあるドローン展示ホールに入った。ここでは様々な形状のドローンモデルが整然と展示されている。学生たちは間近でドローンの精密な構成部品を観察し、企業責任者からドローンの誕生から急速な発展までの歩み、複雑な技術原理、そして植物保護、物流配送、空撮映像、緊急救援などの分野での広範な応用についての説明を聞いた。ドローンが災害救援で寸刻を争って物資を輸送し、広大な農地で効率的に植物保護の作業を完了させる事例を知ると、学生たちは科学技術イノベーションがもたらす大きな力に感嘆の声をあげた。展示ホールを離れた後、一行はドローン組立現場に入った。企業責任者の細部にまで行き届いた説明を通じて、ドローンが部品から完成機に至るまでのチェーン全体の生産プロセスを理解し、科学技術の成果が具体化される各段階を実感できた。

 



 

 

見学が終了後、一行は会議室に移動した。億飛智聯ドローンの総経理アシスタントが専門的な視点から、核心技術の突破・主力製品の特徴・代表的な事例という三つの面をめぐって自社開発のドローンの種類とその実用、輸出販売などについて、深く分析した。生き生きとした実例を通じて、学生たちは億飛智聯科学技術有限公司の革新力に対する理解が一層深まったとともに、ドローン分野における専門知識も多く学ぶことができた。

 



 

億飛智聯ドローンの概要を一通り把握した後、中豪法律事務所の鄭鵬弁護士が、日本語専攻の学生の就職をめぐったテーマで講演した。鄭鵬弁護士は「日本語+法律」共同養成プログラムの特徴を踏まえ、「日本語専攻の学生は学際的な思考力を養い、特にグローバル人材市場を見据え、日本語と法律の融合領域である知的財産権分野でキャリアの突破口を見いだすべきだ」と強調した。このユニークな視点は学生たちに新たな就職観をもたらし、活発な質疑応答が展開された。学生たちは職業計画や進路選択などについて鄭鵬弁護士と議論を交わした。

 



活動が終了後、学生たちは口々に得るところが大きいと語った。劉瑜瑾さんは「今回の見学では、ドローン技術に対する認識が一新されました。普段目にするドローンとは異なり、災害救助や物資配送に活用できることに、科学技術の力の大きさに感嘆せざるを得ませんでした。日本語専攻の学生として、私たちも科学技術の発展を推進する一員になり得ると気づきました。また、鄭鵬弁護士の講演から、私たちが科学技術の知的財産分野で重要な役割を果たし得ることが分かりました。特にグローバル化が進んでいる背景で、中日科学技術の協力が緊密化している。そのため、知的財産権(IP)の保護・管理・運用には、言語、法律、異文化コミュニケーション能力を備えた人材が重要であることを学びました」と語った。孫若萌さんは「学院が今回の企業訪問を企画してくださったこと、現地で説明してくださった先生方に感謝しております。就職に迷っている私は、この企業訪問を通じて将来のキャリアの新たな方向性を見出すことができました」と述べた。

「億飛」は無数のドローンが大空を舞う様を象徴するように、日本語専攻の学生たちもそれぞれの未来へ羽ばたくことを願ってやまない。